奨学金を借りるから大丈夫と思ってない?貸付前にお金が必要だよ!
大学などの進学費用の用意が出来ない時に、1番最初に思いつくのが奨学金かと思います。
奨学金は子供自身が借りるお金です。
”大学へ進学するなら、奨学金を借りて通ってね”という家庭も多いのではないでしょうか。
実際に日本学生支援機構は、およそ2人に1人が奨学金を支給されているか、借りていると発表しています。
ですが多くの場合、奨学金の給付や貸付は進学先へ入学してからということをご存知でしょうか?
奨学金を利用出来るのが入学後ということは、受験費用や入学金、前期分の学費(進学先によっては1年分)などの費用は、別で用意をしなくてはならないということです。
奨学金があるから大丈夫!と思っていた家庭だと大慌てですよね。
でも大丈夫。
教育ローンを借りるという手があります。
奨学金で進学をしてもらう場合でも、少しだけ手助けをしてあげましょう☺️
奨学金を借りるから大丈夫と思ってない?貸付前にお金が必要だよ!
多くの奨学金の給付や貸付は、進学先の学校に入学してからです。
入学するまでに必要な費用は、奨学金とは別で用意をして支払う必要があります。
入学までに必要な主な費用は
- 受験費用
- 入学金
- 施設設備費
- 前期分の授業料(学校によっては1年分)
- 教科書やノートPCなど
この辺りです。
文系の私立大学の本名1校だけを受験して合格した場合、大学によって金額は違ってきますが、受験〜入学までに大体105万円ほど必要。
本命以外に滑り止めを受験したりすると、もっと必要です。
これら入学前に必要な費用は、奨学金以外で用意をしなければなりません。
大学進学に必要な費用はこちらの記事にまとめてあります。
>>大学資金の貯め時を逃してない?中学生からでも間に合う教育費計画
奨学金の貸付前は教育ローンを検討しよう!
文系の私立大学に入学して奨学金の貸付までに必要な費用は約100万円。
滑り止めの受験費用や入学金なども合わせると約130万円。
※学校によって違います。
進学は奨学金で・・・と思っている家庭にとって用意をするのが難しい金額です。
そこでとても役に立つのが教育ローン。
教育ローンは使用する目的が教育費と限定されているので、使い道が限定されていないフリーローンなどよりも低い金利で借りることができるローンです。
奨学金を利用して進学する場合でも入学するまでの費用は必要で、その費用は子供にはどうすることも出来ません。
教育ローンを借りたら返済は必ず必要となりますが、子供の進学を応援できる方法です。
教育ローンは国の教育ローンと、民間の金融機関が独自で行なっている教育ローンがあります。
国の教育ローン
国の教育ローンは、日本政策金融公庫の教育ローンです。
- 上限350万円まで借入可能(自宅外通学、修業年限5年以上の大学、大学院、海外留学で借りる場合は450万円)
- 固定金利 年2.25%(令和5年10月時点)1人親家庭などはもう少し低くなります。
- 所得制限あり(子ども2人の場合年収890万円)
- 受験前でも申し込み可能(1年中いつでも申し込み可能)
- 受験費用(受験料、受験の為の交通費・宿泊費)としても利用可能
- 返済期間最長18年
申し込みから審査結果が出るのに約10日、更に融資金の振り込み完了までに10日前後かかります。
入学シーズン(10月〜3月)は上記以上に時間がかかる場合もあるので、早めに申し込んでいた方が安心です。
必要となる3か月前くらいを目安に、審査の申し込みをしましょう。
資料請求はこちら。
民間の金融機関の教育ローン
民間の金融機関は多いので大手を少しだけ。
最大貸付金額 | 金利 | 返済期間(最大) | |
JAバンク | 1,000万円 | 全国のJAによる | 15年(JAによる) |
三菱UFJ銀行 | 500万円 | 年3.975%(ネット申し込み) 年4.475%(窓口申し込み) | 10年 (医歯薬学部などは16年) |
イオン銀行 | 500万円 | 年2.80〜3.80% | 15年 |
三井住友銀行 | 300万円 | 年3.475% | 10年 |
楽天銀行 | 500万円 (医歯薬は1000万円) | 年3.237 or 3.9%(一般の大学) 提携校は優遇金利 | 14年 |
国の教育ローンよりも全体的に金利が高めです。
ですが、貸付まで早い(最短即日)銀行が多いので、急ぎの場合助かりますね☺️
奨学金の貸付前は教育ローンで乗り切ろう!
教育ローンを利用することにより、奨学金の利用開始までの費用を用意することが可能になります。
奨学金を利用して進学してもらうことを考えている方は、教育ローンの利用も考えてみてくださいね