大学資金の貯め時を逃してない?中学生からでも間に合う教育費計画
こんにちは。
がっつりと教育費の貯め時を逃した5児ママ、ころです。
もう子供は中学生💦
進学費用の貯金が出来ていないけど、今からでもなんとかしたい!と悩んでいませんか?
私は子供が5人いるのに浪費家で、教育費を貯めてきませんでした。
でも、子供たちにはお金を理由に進学を諦めさせたくない!
1番上の子が中学3年生になる直前に教育費がないことに焦りを感じて、家計管理を始めました。
私と同じように、教育費の貯め時を逃してしまったけど大学資金を何とかしたい中学生のお母さん、お父さん。
本記事の”中学生からでも間に合う教育費計画“でお子さんの夢を応援しませんか?
一緒に頑張ろう!!
目次
中学生からでも間に合う教育費計画 5ステップ
目次をご覧になった方は項目の多さにびっくりしちゃたかと思います。
目次にすると項目が多くなってしまうけど、やることはあまりありませんよ^ ^
今回の教育費計画をすごくざっくりと言うと・・・
①投資でお金を運用する。
②奨学金を借りて進学する。
③奨学金の返済が開始したら、投資で運用していたお金を奨学金の返済に充てる。
このような感じになります。
受験費用や入学金などは奨学金の貸付までに用意しないといけないので、最低限の現金は今から貯金していきます。
なんだか難しそう。
難しそうだけど、順番に進めていけば全然難しくないよ。
中学1年生の場合の例もお話していくね!
ステップ① 教育費の目標金額を決める
1番始めに、教育費の目標金額を決めるために子どもの進路を考えます。
教育費としての目標金額が決まっていないと、いくら貯金をしたり投資をしたら良いのか分からなくなってしまいます。
子ども自身が希望する進路がある場合は、その進路に必要な金額を目標金額にしましょう。
教育費の目安
国立大学 | 約240万円 |
公立大学 | 約255万円 |
私立大学(文系) | 約400万円 |
私立大学(理系) | 約540万円 |
私立大学(医歯系) | 約1900万円 |
まだ全く決まっていない場合は、私立大学文系の約400万円に受験費用や入学準備などを考慮した目安となる500万円を目標にすると良いかと思います。
国公立と私立だとかなり金額が違うんだね💦
とりあえず理想の目標金額で考えてみよう!
実際に毎月いくら現金貯金をして、いくら投資をしたら良いのかを後で計算をするから、無理そうだったら後から調整するといいよ👍🏻
中学1年生の例だよ!
特に行きたい大学やなりたい職業が決まっていないので、私立文系大学に行くと想定。
進学費用として500万円を目標金額に設定!!
ステップ② 奨学金を借りるまでに必要な費用を現金貯金する
奨学金を借りるとはいえ、多くの奨学金は進学してからの貸し付けなので
- 受験費用
- 入学金
- 施設設備費
- 前期分の学費
- 入学に必要な物の購入
このあたりの現金貯金が必要になります。
給付方の返済不要の奨学金でも、給付されるのは入学してからが基本だよ。
受験費用の目安
受験料は、何校受験するかどうかで大きく変わってきます。
(同じで学校で何回か受験出来ることもあります。)
受験する学校によっては交通費や宿泊代も必要。
共通テスト | 2教科以下→1万2千円 3教科以上→1万8千円 |
国公立大学 2次試験 | 1万7千円前後 |
私立大学 一般入試 | 3万5千円前後 |
入学金の目安
滑り止めの学校の入学金支払い期日が本命校の合格発表より早い場合は、入学するかどうか分からない学校でも入学金を支払わなきゃいけません。
国立大学 | 約28万円 |
公立大学 | 約40万円 |
私立大学(文系) | 約23万円 |
私立大学(理系) | 約25万円 |
私立大学(医歯系) | 約108万円 |
施設設備費の目安
国公立の大学は必要ありませんが、多くの私立大学は施設設備費を支払う必要があります。
医学部など、実習が多い学部ほど高額になります。
国立大学 | なし |
公立大学 | なし |
私立大学(文系) | 約15万円 |
私立大学(理系) | 約18万円 |
私立大学(医歯系) | 約93万円 |
授業料の目安
国立大学 | 約55万円 |
公立大学 | 約55万円 |
私立大学(文系) | 約82万円 |
私立大学(理系) | 約114万円 |
私立大学(医歯系) | 約288万円 |
こちらは1年間の学費の目安です。
基本的に前期と後期の2回に分けて分納できる大学が多いので、表の金額の約半分を目安とします。
あくまでも目安なので、通う大学(特に私立大学)によってはもっと高額だったり安かったりします。
入学に必要な物の購入費の目安
教科書やノートパソコン代などは授業料には含まれておらず、別でお金の用意が必要です。
学校や学部によってかなり変わりますが、平均だと約22万円。
1人暮らしをする場合は入居費用なども必要です。
忘れがちなのが、施設設備費。
私は入学費用を調べるまで全く知らなかったよ💦
奨学金を借りるまでに用意する金額を決める
奨学金を借りられるようになるまでに必要な、受験費用〜入学に必要な物の購入費の目安を参考に、現金貯金をする金額を決めましょう。
貯金する金額が決まったら、実際の貯金計画を立てます。
決めた金額を、今から子どもが高校3年生の夏頃までの月数(貯めることの出来る月数)で割ると、毎月貯める必要のある金額がわかります。
式にするとこのような感じになります。
ボーナスや児童手当から貯金を考えている場合は年間で考え、貯められる月数分の金額が年間で貯まるように調整してくださいね☺️
貯金開始の月と貯め終えたい月が違う場合、貯められる年数で割ると貯められる金額が違って来ちゃうよ!
ややこしくなっちゃうから、貯められる月数で割ろう✊🏻
中学1年生の例だよ!
入学したての4月という設定🌸
1人暮らしはせず、地元の大学に進学することを想定。
受験費用
私立大学を3校受験。
35,000円×3校で105,000円。
入学金
滑り止めと本名の2校分。
23万円×2校で46万円。
施設設備費
15万円。
学費
前期と後期に分けて支払うのが一般的です。
なので私立大学(文系)の目安となる82万円の半分41万円。
入学に必要なものの購入
目安の22万円。
受験費用・入学金・施設設備費・学費・入学に必要なものの購入、全てを合わせると1,345,000円。
目安よりも高くなるかもしれないので、150万円を現金貯金します。
現在、中学1年生の4月なので、高校3年生の8月まで64か月。
150万円を64か月で割ると・・・
150万円 ÷ 64か月=23,438円
毎月23,438円を現金貯金します。
23,438円だとキリが悪いから、24,000円にするとか調整してね。
奨学金の貸し付けまでに入学費用が間に合わない場合
今から貯金を頑張ったとしても、奨学金の貸付までに必要なお金の用意が間に合わない💦
そんな時は教育ローンがあります。
教育ローンについてはこちらの記事をご覧ください。
>>奨学金を借りるから大丈夫と思ってない?貸付前にお金が必要だよ!
ステップ③ 毎月、NISAに積み立てる
奨学金の貸し付けまでに必要なお金は現金貯金、足りなければ教育ローンなどで賄う。
ここまでは子ども自身が奨学金の返済をする場合でも、親である私たちが手助けをする必要があります。(例外あり)
ここからは奨学金の返済も子どもではなく私たち親が!!と思っている方にとって、とても重要なこと。
中学生からでも間に合う教育費計画ではNISAを利用します。
NISAで、投資信託という企業の株などの詰め合わせを毎月購入して積み立てていきましょう。
なぜ普通の貯金と違って投資を利用するのかというと、銀行に預けて貯金するよりもお金が増える可能性が高いからだよ!
これは私のNISA口座。
約64万円分購入した投資信託が、今のところ約79万円になってるよ✨
毎月NISAに積み立てる金額を決める
では、毎月投資信託を購入して積み立てる金額の計算をしよう✊🏻
①NISAで貯めたい金額を決める
教育費として、NISAで貯めたい金額を決めましょう。
「決めましょう」と言っても、とても簡単です。
1番最初に決めた教育費の目標金額から、奨学金を借りるまでに必要な現金貯金を引いた金額が投資で貯めたい金額になります。
②積み立て出来る年数を計算する
投資で貯めたい金額が決まったら、お子さんが大学を卒業(予定)するまでの年数を計算しましょう。
大学を卒業するまで年数なのは、奨学金の返済が始まるのが大学卒業後からだからです。
専門学校なや短大なら、専門学校、短大を卒業するまでの年数をで。
投資は現金貯金みたいに正確に“いくら貯まる!“とは分からないよ。
その時にならないと分からない。
なので、現金貯金は月数で計算したけど投資は年数で計算してOK!
③資産運用シミュレーションをして毎月の積み立て金額を決める
貯めたい金額と積み立て出来る年数を計算したら、資産運用シミュレーションをしましょう。
シミュレーションをする事で、毎月積み立てする必要のある金額がわかります。
今回は金融庁の資産運用シミュレーションを利用します。
このような入力画面になるので
- 「毎月いくら積み立てる?」を選択
- 積立期間
- 想定利回り(年率) 5%で計算する人が多いです。
- 目標金額
全て入力したら「計算する」をタップします。
「毎月積立金額」に表示される金額が、毎月NISAで投資信託を購入して積み立てる金額です。
想定利回りを何%にするかで結果が変わるので、四捨五入をしたり大体の金額で良いですよ☺️
中学1年生の例だよ!
目標金額は500万円。
奨学金を借りるまでに必要な現金貯金は150万円。
残りの350万円をNISAに積み立てして用意します。
中学1年生なので、4年制大学を卒業するまでの期間は10年。
(今回は4月設定なので、中学1年生は丸々1年あります)
- 積み立て期間は10年
- 想定利回り(年率)5%
- 目標金額は350万円
この条件でシミュレーションをすると
毎月22,540円積み立てる必要があることが分かります。
毎月コツコツと積み立て続ける
毎月積み立てる金額を決めたら、あとはコツコツと積み立てていくのみです✊🏻
子どもが大学を卒業して、奨学金の返済が始まる時に暴落してしまっていた場合の対処法はまた後ほど。(ここをタップしたら対処法へ飛べます)
NISA口座をまだ開設していない場合
NISA口座をまだ開設していない方は、楽天証券かSBI証券がおすすめです。
購入できる投資信託の数やポイントサービス、手数料などから、銀行や店舗がある証券会社で開設するのは避けた方が良いです。
銀行や店舗のある証券会社では対人で丁寧に口座開設から買い付けまで進めてくれますが、NISAは長く付き合っていくもの。
少しの手数料の差がかなり大きな差になってしまうので、初めから手数料が少ないネット証券で始めましょう。
もし銀行や店舗のある証券会社でNISA口座を開設している場合は、乗り換えができるので口座を開設した銀行に手続き方法を聞いてみてください☺️
私は楽天ユーザーなので、楽天証券でNISA口座を開設しています。
楽天証券でのNISA口座の開設方法はこちらの記事を参考にしてください☺️↓
>>【楽天証券でNISAを始める方法】実際の画像を使った楽天証券口座の開設手順
ステップ④奨学金を借りて進学する
高校卒業後の教育費は、予定通り奨学金制度を利用します。
奨学金にも色々あって、返済の必要のない奨学金もあります。
本記事の『中学生からでも間に合う教育費計画』では、返済の必要のある奨学金でお話を進めてきましたが、返済不要の奨学金で進学出来るならその方が断然良いですよね。
大学独自で行っている奨学金もありますし、企業が支援してくれる奨学金も色々あり、後から気付いて「締切過ぎてた〜!」ってこともあるので、事前に調べておく必要があります。
1番メジャーな奨学金制度は、日本学生支援機構(JASSO)です。
公式サイトに色々詳しく載っているので、1度ご覧になることをお勧めします☺️
奨学金にも色々種類があるんだね!!
なるべく早く調べなくちゃ!!
ステップ⑤投資信託を売って奨学金の返済をする
子どもが大学を無事大学を卒業しました✨
と同時に、奨学金の返済が始まります。
日本学生支援機構(JASSO)の返済は、貸与終了月の翌月から数えて7か月後から開始なので、卒業とピッタリ同時とは限りません。
- シミュレーションした通りに毎月投資信託を購入して積み立てる。
- 利回りが想定通り。もしくはそれ以上。
- 奨学金を借りる金額が想定内。
この3点がクリア出来ていれば、積み立てていた投資信託を売却して奨学金の返済に充てることが出来ます。
一気にまとめて返済しなくても、毎月奨学金の返済額分の投資信託を売却して返済に充てる方法もあるよ。
投資信託は長期間運用した方が資産が増える可能性が高くなるからね☺️
元本割れしている場合
(飛んで来た方はここをタップで戻れます)
- 十分な運用期間が取れなかった
- 卒業間近に暴落
このようなことで、奨学金の返済が開始してお金が必要な時に元本割れしてしまっている可能性も十分あります。
暴落というのは株価が急激に下がってしまうことです。
チャート(株価をグラフにしたもの)のオレンジ枠の部分です。
お金が必要な時に暴落しちゃったらどうしよう・・・
ありえるよね💦
もし元本割れをしてしまった時の対処法を考えておこう✊🏻
元本割れした場合に出来る事といえば
- 元本割れしたまま全ての投資信託を売却して、出来る限り奨学金の繰上げ返済に充てる
- 毎月奨学金の返済分投資信託を売却して、奨学金の返済に充てる
- 購入している投資信託はそのまま運用を続け、毎月奨学金の返済をする
- 投資信託の積み立ても続けつつ、毎月奨学金の返済もしていく
このあたりでしょうか。
1番避けたいのは
- 元本割れしたまま全ての投資信託を売却して、出来る限り奨学金の繰上げ返済に充てる
ことです。
元本割れをしたまま売却してしまうと、当たり前ですが実際に積み立ててきた金額よりも損をしてしまうわけです。
利回りが低くなってしまったとしても、元本割れだけはなるべく避けたいですよね。
その点、
2.毎月奨学金の返済分投資信託を売却して、奨学金の返済に充てる
3.購入している投資信託はそのまま運用を続け、毎月奨学金の返済をする
4.投資信託の積み立ても続けつつ、毎月奨学金の返済もしていく
2、3、4は奨学金の返済をしつつ、株価が戻る可能性を持てます。
仮に奨学金の完済までに株価が戻らなかった場合は、もう少し先の私たちの老後資金にすることだって出来ますよね☺️
15年以上運用をしたら、元本割れをする可能性が低いと言われてるよ。
なので、個人的には卒業直前に暴落で元本割れしてしまったとしても、奨学金の返済中には株価復活するんじゃないかなぁと思ってるよ!
ということで!!
奨学金の返済が始まる時に元本割れをしてしまっていたら
- 毎月奨学金の返済分投資信託を売却して、奨学金の返済に充てる
- 購入している投資信託はそのまま運用を続け、毎月奨学金の返済をする
- 投資信託の積み立ても続けつつ、毎月奨学金の返済もしていく
この3つの中から、その時の家計状況に応じて対応していく感じでいきましょう。
対処法も考えることで投資の恐怖心が減るかも!!
どうしたら良いのかを予め考えておくことで、元本割れをして損をしてしまうのも防ぎやすいよね✨
中学1年生の例だよ!
①目標金額は500万円
②奨学金の貸付が行われるまでに必要な現金貯金は150万円。
→毎月24,000円貯金する
③毎月24,000円NISAで投資信託を購入して積み立てる
④奨学金を借りる
⑤NISAの運用状況を見て奨学金の返済を考える
このようになります。
現金貯金とNISAに積み立てする金額を合わせると48,000円。
中学生、高校生の児童手当は月1万円。
(高校生は2024年10月分からです)
児童手当を毎月の貯金・積み立てに充てることができるなら、毎月38,000円を大学資金として用意することになります。
毎月の貯金、積み立てが難しい場合
今回の中学1年生の38,000円は例えですが、毎月こんなにも無理!という場合もあるかと思います。
お子さんの人数が多いと尚更・・・。
NISAの積み立てが厳しい場合は、金額を減らすのも良いかと思います。
大学を卒業して奨学金の返済が始まる時までに間にあわなくても、NISAで運用しながら奨学金の返済をしていくこともできます。
NISAで購入する投資信託は、運用期間が長ければ長いほど利益が大きくなる可能性が高くなりますしね。
固定費の見直しや、予算を決めて生活をするなど、出来る限りのことを。
家計管理の始め方はこちらの記事に書いてます。
>>【家計管理の始め方】何から始めるか分からない!は、これで解決!
出来る限りのことを頑張って、無理なもんは仕方ありません。
ですが、
出来る限りのことをするのか
今の現状のまま過ごすのか
今からの過ごし方で未来は変わるんじゃないでしょうか。
貯め時を逃した教育費計画ステップ まとめ
本記事の『貯め時を逃した教育費計画』を簡単にまとめると、このような流れになります。
教育費の貯め時を逃してしまった場合、
“ゆっくりと時間をかけて少しずつ貯めていく“
ということが出来ません。
お子さんの年齢が大きいほど、毎月貯金と投資に必要な金額が大きくなります。
我が家のように子どもの人数が多いとなおさらです。
実際に計算をしてみて、
“こんなにも毎月貯めて投資するなんて無理!“
という方もいますよね。
本記事の『中学生からでも間に合う教育費計画』は、あくまでも
“こういう計画の立て方もあるよ“
とお伝えしたかっただけなので、全くその通りにする必要はありません。
出来る範囲で投資の金額を調整したりする事だって出来ます。
教育費全額用意することはで出来なかったとしても、出来るだけの事をしてあげましょう☺️
今から出来る事を頑張ろう❤️